タコグラフの「故障と原因」とその処理法
不良状況 不良詳細 原 因 処 置
速度記録が出ない
速度記録が出ない

チャート紙が回らない
チャート紙が回らない
速度と距離の記録が走行しているのに各々1本の円弧線となる。
(1) ケーブルの切損
(2) ケーブルの取付け外れ
(3) ケーブルの両端金具の完全空転
ケーブルを点検して不良ならば交換する。
速度記録が1本の円弧上にも出ない。但し距離、振動記録は出る、又は全くない 記録針(他の2本も)が潜ったまま出てこない。これは主としてチャート紙から出る白い粉が油で固まり記録針のコイルスプリングの間に入っている場合が多い。 細いピン状のもので固まった粉を除去し刷毛で清掃し指で3〜3回転軽く記録針を押してみてスプリングが作用しているかを確かめる。
注油不可。
速度、距離、振動の全部の記録がチャート紙の半径方向の「縦の1本線」になって走行しても同じ箇所しか記録しない(即ちチャート紙が回らない)
(1) 時計止り。
(2) 時計の巻き忘れ。
(3) チャート紙の接続テープのちぎれ。
(4) 内部の覆い板が確実にはまっていない。
(1) 販売店で点検。
(2) 時計ゼンマイを巻き上げる。
(3) チャート紙セットの取り替え。
(4) 3本の覆い板止めのねじをゆるめ、覆い板を確実にセットする。
チャート紙が自動交換しない
チャート紙が自動交換しない
連続記録せず1枚のチャート紙上に何回も記録する。 チャート紙の接続テープを切断するナイフの先端がチャート紙を軽く押さえておらず浮いている場合。 指先でナイフの付け根の箇所を2〜3回強く押しつけ、先端をチャート紙に軽く当てるようにする。
記録は出るが、非常にうすい
記録が非常にうすく線が太い。 記録紙のサファイヤーの脱落 販売店で点検。
速度記録が塗りつぶされた様な状態になる 速度記録が塗りつぶされた様な状態になり速度指示も実速よりも極端に高くなる。
走行中メーターを見れば著しく指針振れを起こしている。
(1) 車両のトランスミッションのスピードメータードライブギヤーのスリップの場合が多い。
(2) ケーブルの取付けが曲率が小さく曲箇所が多い
(3) ケーブルの中間クランプ不十分でたるみが出ている。
(4) 内部の駆動軸が磨耗している。
(1) ミッションのスピードメータードライブギヤーに回転止めを溶接する。
(2) ケーブルを無理のない様に張り直す。
(3) ケーブルの中間クランプを確実にする。
(4) 販売店で点検。
速度記録誤差大
実速より1〜1.5km/h低く記録することは、調整規格上あり得るが、記録と実速度と5km/h近く異なる場合がある。
(1) 速度記録針が極端に下向きに曲げられている。
(2) 速度記録を上下させた場合、記録カバーに僅かに接触する。
(1) 販売店で記録針を交換し再調整する。
(2) 販売店で点検。
時計止まり
時計止まり
(1) 時計止まり又は規定の持続時間も、もたない。
(2) 7日巻きのもので2日または3日目で止まる。
(1) ゴミ等侵入した場合。(電機式は電源回路の配線断線)
(2) 1週間巻きにてナイフが良く切れないか、チャート紙の接続テープの糊がチャート紙とチャート紙の間に混入してはがれない場合。
(3) ゼンマイがストリップで巻き過ぎ防止装置が早く動く場合。
(1) 販売店で分解掃除。
(2) ナイフがさびている時は、油砥石で軽くみがき油をうすく塗る。チャート紙は分解点検し不良なら交換する
(3) 販売店で時計交換。